RaspberryPiのセットアップをしている時に, いつも参照しているメモ書きを公開してみました.
コマンドラインで設定しているものが多いですが,GUIで設定する方が簡単な時もあります.
Save OS image in SD card
OSイメージをSDカードに書き込む方法です.
- download disk image (take 30min)
- format SD card with FAT32 (take 30 min, with SD formatter)
- install image to SD card (use Etcher)
References:

SSH Warning
環境を移行してるとsshで接続しようとした時に, “同じhostnameだけど,中身が違うからなりすましじゃない?”といった感じで下のエラーが出てきます.
WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED!
(中略)
Offending ECDSA key in /Users</username>/.ssh/known_hosts:36
上の場合なら~/.ssh/known_hosts
の36行目を消します.
nano ~/.ssh/known_hosts
nanoは比較的使いやすいターミナルから使えるテキストエディタです. 似たようなのにviとかvimとかありますがけど, 初見殺しなので慣れないうちはvimを見たらnanoに置き換えて実行しましょう.
初心者がlinuxのセットアップで挫折する原因の3割くらいはvi, vimにあると思います(もちろん使いこなせれば便利だとは思いますが).
References:


Setup Wifi
コマンドラインからのWifiの設定方法です.SSID
と PASSPHRASE
は接続するWifiのものに置き換えます.
sudo sh -c 'wpa_passphrase SSID PASSPHRASE >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf'
暗号化されてないパスワードを消します.
sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
References:

hostname 設定
デフォルトのhostname, raspberrypi を適当な名前に置き換えて,avahi-daemonをインストールします.
sudo nano /etc/hostname
sudo nano /etc/hosts
sudo apt-get update
sudo apt-get install avahi-daemon
研究室とかだと,raspberrypi
が大量発生する可能性があるので早めに変更しておいたほうがいいです.
References:

ファイル共有設定
ssh で他のPCから操作する場合, scpでファイルを移動させるのが面倒なので, PCからraspiのファイルにFinderやFileExplorerでアクセスできるようにします.
こうすることで, raspi上のプログラムを直接atomなどのエディタで編集できるので楽です.
sudo apt-get update
sudo apt-get install samba
sudo nano /etc/samba/smb.conf
sudo smbpasswd -a pi
sudo service smbd restart
sudo nano /etc/samba/smb.conf
ではsmb.conf
の末尾に下のものを追加します. username(pi)とpath(/home/pi)は環境に応じて適宜変えてください.
[pi]
path = /home/pi
read only = No
guest ok = Yes
force user = pi
References:
pigpiod の自動起動
GPIOの操作にpigpiodを使う場合は設定しておきましょう.起動するたびにsudo pigpiod
を打つのは面倒ですし,忘れてしまいます.
References:
パスワードの変更
初期パスワードのraspberryのままではいじられ放題なので変更しておきましょう.
さらにセキュリティを強化したい人は, こちらを参考にしてください.
passwd
SPIとI2Cの有効化
SPIやI2Cを使いたいなら有効にしておきましょう. ADコンバータを使いたいなら必須となります.
方法A:
sudo raspi-config
設定画面が出るのでinterfaceの設定を変更します.
方法B:
設定ファイル/boot/config.txt
を直接変更して有効化することもできます..
References:

For C++
C++ 使うなら入れておいた方がいいかもしれないものです. 必要なかったら入れなくてもいいです.
cmake
cmake はクロスプラットフォームのコンパイル支援ソフトです. makefileの生成を簡単にしてくれます. ROSだと標準で使われています. 中身がシェルスクリプトちっくなので注意してください.
sudo apt-get install cmake
boost library
boostはC++の準標準ライブラリでvectorやthreadなどもboostで公開された後に標準ライブラリ(std)に採用されたらしいです.
# 1.55 は version 適宜置き換えて
sudo apt-get install libboost1.55-all-dev
v1.55は割と古いので最新のが欲しかったら,自分でダウンロード>ビルド>インストールしましょう.
ただ,パスの通し方がわからなかったので,それは自分でがんばってください.
wget https://sourceforge.net/projects/boost/files/boost/1.63.0/boost_1_63_0.tar.bz2
tar -xf boost_1_63_0.tar.bz2
cd boost_1_63_0/
./bootstrap.sh
./b2 install -j2 --prefix=$HOME/local
bluetooth 化
検証途中. ペアリングはできました.
sshできるかは不明です.
References:


Remote Display
ROSだとrqt系のGUIがデバッグに役立ちますが,sshでは基本的にGUIは開けません.これを可能にするのがX11 Forwardingです.
References:

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