Genuino101はBluetooth Low Energy, BLE通信機能を標準装備しています.プログラム側でBLE通信を行うなら,noble-deviceが便利です.
noble-device を使うにはNode.jsが必要です.Node.jsがインストールされているかどうかは,ターミナルでnode -v
と打てば分かります.v6.2.0
のようにバージョン名が表示されれば,インストールされています.noble-deviceはnpm install noble-device
でインストールできます.
noble-deviceの本家のレポジトリをダウンロードしておくと,便利なライブラリが入っていて,開発が非常に楽になります.
今回はGenuinoのサンプルプログラムBatteryMonitorを使います.まずはこれをGenuinoに書き込み,指定された通りにポテンショメータを繋ぎます.
これでGenuino側の準備は完了です.電源を繋いで放置します.
PC側はnoble-device/examplesに移動し,node basic.js
でbasic.jsを実行します.
すると,Genuinoを検出しGenuinoのuuid(BLEデバイスの固有ID)が表示されます.表示されない場合は,PCのBLEがoffになっていないか,他にBLEでバイスがないか確認してください.
下のbattery.jsをnoble-device/examplesにコピーし,node battery.js uuidOfGenuino
でbattery.jsを実行します.Genuinoについているポテンショメータを回せば,ターミナル側にセンサの値が表示されます.これを応用すれば,BLE経由のロガーなどが作れそうです.
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