カムロボにラズパイをHDMIを犠牲にせずに搭載する

Mechanical design

タミヤの公式商品プログラミングスクールではカムロボmicro:bitIchigoJamを搭載しています. しかし, これらのボードは処理能力が大きくないので, 処理能力が欲しい場合はRaspberry Piが有力なボードになります.

ところが, カムロボのお腹?にラズパイを載せてしまうと, 電源用USB, HDMI, ステレオジャックの横向きの端子にアクセスできなくなります. このうち, 電源はGPIO, ステレオジャックはUSBスピーカーでそれぞれ代用できますが, HDMIだけは代替手段がありません. 今回はいかにしてHDMIを使える状態でラズパイをカムロボに搭載するのか考えていきます.

これまでに試した3つの方法について紹介します. それぞれ一長一短あるので, 目的に合わせてお選びください.

スライダー

中央の溝に無印のカッターナイフを固定し, カッターナイフのスライド部分にラズパイを固定する方法. HDMIを使いたいときはスライダを後ろに引き出して使います.

特徴

  • 長所
    • ラズパイがお腹の中に収まるのでバランスが良い
    • GPIOが上向きになるので, HATの利用や配線が容易
  • 短所
    • HDMIを使うときはスライダを移動させる必要がある.
    • ラズパイがグラグラする.

作り方

カッターナイフをカムロボの中央の溝に固定します. 固定にはエポキシパテを使用しました. 無印のカッターナイフのスライダは平たいので今回の用途にあっているのが採用理由です.

カッターナイフのスライダーにラズパイに合わせた板を接着します. 僕はレーザーカッターでカットしたものを使いましたが, ラズパイ用のユニバーサル基板でも代用できます. 接着するときは, 板が左側(写真では下側)の壁に接するように取り付けます. こうしないとオーディオジャックが反対側の壁に当たってしまいます.

板にスペーサーを取り付け, ラズパイを乗せたら完成です.

背中

カムロボの背中に取り付ける方法. 基本的には電池ボックスを取り付ける場所ですが, ここにラズパイを乗せることもできます. 写真を撮り忘れたので, Raspberry Pi ZeroWを搭載した時の写真を乗せています.

  • 長所
    • ラズパイがむき出しになるので, HATの利用や配線が容易.
  • 短所
    • 重心が後ろに偏る.
    • ラズパイがグラグラする.

縦置き

L字のジョイントを使ってラズパイを縦置きする方法.
僕の最初の工作ではこれを採用してました.

  • 長所
    • ラズパイがお腹の中に収まるのでバランスが良い.
  • 短所
    • HDMI端子が天井部分に干渉する. そのため, 天井を外すか上にずらす必要がある.

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